みなさま、ご近所付き合いってどうしてます?
イントロ
都会だと、近所付き合いそのものが少ないですよねぇ。
となりの人はどこの人ぞってパターーン多いのでしょうね。
都会に住んでいた時は、お隣さんの事よくわからなかったし、知ろうともしませんでした。
わたしがいま住んでいる田舎は、高齢化率、感覚値で80%の限界集落なので、ご近所さん同士が声かけ手を掛けしないと生きていけないというのが現実でございます。
【紹介】おもしろご近所さん
必然的に高齢者ばかりのご近所さんたち。
ご長寿クイズに出演できそうなツワモノぞろいなんですよ。うちのご近所さん。
・ゴミ屋敷ご家族。
3世代5人家族。TVで見たことあるような物で埋め尽くされているお宅ですね。
ご主人は身体に障害があるので少し不便そうですが、よく散歩している姿を見かけます。
わたしとおなじように、ド田舎の新鮮な空気を吸い、川のせせらぎを聞きながらリハビリ散歩をしています。
家の前を通るたびに奥さんが片づけをしているのですが、物が減っていく事はありません。
口癖は「ずいぶん片付けたんですよ~。」
いやいや逆に増えてますよ。奥さん。。。
片付けられない奥さんは、今日もせっせと物の置き場所を変えては眺め、変えては眺めを繰り返しています。
↓↓家事代行サービス使えばいいのに。なんて思ってます。
・両手骨折おばあさん。
コタツで転んだらしいんですよね。
両手首骨折して両手にギプス。ひとり暮らしなものだから、たまに声を掛けに行くんですけど、日に日にボケていったんです。
洗濯物の干し方が明らかに雑になる。ゴミがあふれてくる。テーブルの上には煩雑に置かれた食器。
手が使えず不便だからじゃないんです。逆にギプスから出た指先で器用にお茶の用意をしたり、縫物をしたり。器用さには磨きが掛かっていったように見えました。
片付ける順番がわからなくなっている。そんな様子でした。
気になったのが、おすそ分けだと持ってきたのが、悪臭放つカツオの刺身。。。
娘さんに様子を話したら、まもなく両手骨折おばあさんは介護施設へ行っちゃいました。
さみしくなりました。
・歯抜けおじさん。
もう。何話してるかわからないんですよね。
博打場に居そうな歯抜けおじさんがご近所さんなんです。
「選手」を「へんひゅ」と発音するおじさん。歯の隙間から空気漏れちゃってて。。
リアルへんひゅおじさんです。
まぁ。わたしが幼い頃からよくうちに出入りしていたので、伝えたいことはだいたいわかります。
ですからお互い不便はないんですよね。これからもうちの外仕事をお願いしたので、元気に暮らして欲しいと願っています。
・赤いドレスのオバさま。
真っ赤なドレスで田舎道を歩いてるんです。まだ70代のうら若きオバさまです。
運転しないので、たまにバス停に立っているんですよ。
緑の茂みが鬱蒼としたバス停に真っ赤なドレスのオバさま。
宮崎駿の映画のワンシーンにありそうな絵です。
話し出すと止まらないオバさまなので、顔を合わせてもあいさつ程度にしときます。
ついでにもうひとつ、30年も昔のお話し。
セーラー服を着た80代のおばあさんがご近所さんにおりましてね。
白粉たっぷりに真っ赤な口紅つけてて、学校帰りにすれ違うのが恐怖でした。
当地方ってコスプレ文化あるのかな?
↓今なら簡単に買えるけど、あのおばあさんドコで買ったのか謎です。
ド田舎に救急車が来た!
これ大事件なんです。
夜なら10Km先のサイレンが聞こえてくるので、まず家族がざわつきます。
サイレンが近づいてきて音が止まった所でおおよその家の予想を始めます。
まもなく電話がなります。
ご近所の情報通オバさまからです。
「〇〇の家の〇〇さんだって!2.3日寝込んでたからね〰。ところで~~(5分程度の雑談が始まる)あ!お母さんいる??」
電話に出る相手は誰でも良いようで、まくし立てるように言いたい事言ったあと、ご所望のうちの母とのおしゃべりに花を咲かせるのが常です。
救急車はもとより冠婚葬祭、入学、就職、離婚、出産。
ド田舎住民のライフステージはご近所さんにバレバレなのです。
プライベートは尾ひれが付いてあっとゆう間に知れ渡ります。
ただ、鬱陶しいと思う反面、助けられることもあるんですよね。
祖母を介護していた時には、このご近所さんのおせっかいに助けられたのも事実。
田舎暮らしの事件はいつでも平和です。 fin
↓お庭の青じそが豊作です。
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